スマートハウスとはどのような住宅?購入にかかる費用やメリットをご紹介
住宅の購入には高額な費用が発生するため、なるべく性能が良い住宅がほしい方がほとんどでしょう。
近年ではスマートハウスと呼ばれる住宅が注目を集めており、さまざまなメリットが存在します。
そこで今回は、スマートハウスとはどのような住宅なのか、スマートハウスの購入にかかる費用や購入のメリットについてご紹介します。
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スマートハウスとは
住宅の性能としてよく気にされるのは断熱性能や耐震性能など、住みやすさや安全性に関わる性能です。
スマートハウスは、それよりもう一歩踏み込んだ住宅の利便性に関する性能を備えた住宅です。
スマートハウスとは、ITを使って住宅の機能や家電をコントロールする「賢い住宅」を指します。
住宅に太陽光発電設備を設置し、発電量をチェックしつつエネルギー機器、家電、住宅機器を管理してエネルギーマネジメントをおこないます。
スマートハウスとしての役割を持たせるためには「省エネ」「創エネ」「畜エネ」「HEMS」の4つの柱が重要です。
省エネとは
スマートハウスの柱の一つである省エネとは、住宅で使用するエネルギーを可能な限り削減するシステムです。
住宅の性能を向上させ、エネルギーを使用せずに快適な環境を維持できる住宅を目指す必要があります。
たとえば、断熱性能を高めることで熱の流出を防ぎ、冷暖房効率を向上させるため、エアコンなどの空調にかかるエネルギーを削減することが可能です。
スマートハウスには、省エネの他にも創エネや蓄エネのシステムが必要になります。
創エネとは、住宅に設置された設備で家庭内で使用する電気などのエネルギーを賄うシステムです。
太陽光発電設備や家庭用燃料電池(エネファーム)などの自家発電装置を設置し、エネルギーを自宅で生産します。
蓄エネとは、生産したエネルギーを住宅で使用するまで貯めておくためのシステムです。
蓄電池やPHVなど、発電した電気を蓄える設備が整っている住宅が該当します。
HEMSとは
HEMSとは、ITを活用して住宅内のエネルギーの流れをコントロールし、スマートフォンやタブレットで確認できる機器です。
「Home Energy Management System」の頭文字から名付けられ、アプリケーションと連携してエネルギーの生産や消費を可視化します。
家電メーカーではHEMSと連携可能な機器の開発が進んでおり、スマートハウスで活用できる家電が増加しています。
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スマートハウスの購入にかかる費用
スマートハウスの購入には、通常の住宅よりも高額な費用が必要になる可能性があります。
通常の住宅よりも、購入時に導入する設備やシステムが多いためです。
省エネ、創エネ、蓄エネを実現するための設備やHEMSなど、スマートハウスの条件を満たすのに欠かせない設備やシステムを導入するとさまざまな費用が発生します。
スマートハウスを購入するための初期費用
スマートハウスの懸念点は、一般的な住宅と比べて購入にかかる初期費用が高いことです。
蓄電池やHEMSなど、スマートハウスにするためにはさまざまな設備を最初に導入する必要があります。
これらの設備は定期的なメンテナンスが必要で、一定期間ごとに交換も求められます。
そのため、初期費用だけでなく、維持費が高額になる可能性があることに注意が必要です。
さらに、省エネを実現するための高性能な住宅を建設するには、十分な断熱性能が求められます。
したがって、スマートハウスを目指して住宅を建てる場合、建設費用も高くなります。
こうした初期費用は住宅の規模や導入する設備・機器の種類によっても変動し、費用対効果についても不透明な部分があるでしょう。
なお、家電メーカーによる開発は進んでいるものの、現時点ではHEMSに対応する家電は多くありません。
HEMSに対応した機器を購入する際、選択肢が限られる可能性があります。
ソーラーパネルは高額になりやすい
スマートハウスを購入する際に費用の大きな割合を占めるのは、ソーラーパネルの購入費用です。
太陽光発電によってエネルギーを生産するには、住宅の屋根などにソーラーパネルを設置する必要があります。
ソーラーパネルは単価が高く、導入費用として数十万円かかる可能性が高いです。
より大規模な設備にする場合、百万円単位の費用がかかることもあります。
さらに、ソーラーパネルは放置していると劣化するため、定期的なメンテナンスが必要です。
発電量次第では売電によって購入費用を回収できることもありますが、売電できるほどの発電量を維持できるとは限らないことに注意しましょう。
ソーラーパネルには寿命もあるため、その寿命を見据えたエネルギーの使い方を事前に計画しておくことが重要です。
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スマートハウスを購入するメリット
スマートハウスには、購入することによって得られるさまざまなメリットがあります。
購入にかかる初期費用は高いものの、将来的な生活費を抑えられ、災害への対策や環境への配慮を実現できるのがおもなメリットです。
光熱費が安くなる
スマートハウスを購入するメリットは、生活の中で支払う光熱費が安くなることです。
スマートハウスは省エネ性能が高く、電気などのエネルギーを少量で済ませるため、その分光熱費が削減されます。
また、HEMSを用いてエネルギーの流れを把握し、コントロールすることで、より効率的にエネルギーを使用できます。
HEMSは電気以外のエネルギーにも対応しており、ガスや水道と連携して最適化することも可能です。
これにより、住宅で暮らす人々のライフスタイルに応じた適切な管理ができ、光熱費を節約することができます。
災害への対策ができる
スマートハウスを購入するメリットは、災害への対策になることです。
住宅をスマートハウスにするには、生産したエネルギーを蓄えるための蓄電システムが必要です。
蓄電池などを導入していれば、天候の影響で発電量が少ない日や災害時でも住宅でエネルギーを使用できます。
とくに、地震などの災害が発生すると、電力会社からのエネルギー供給が途絶えることもあるでしょう。
通常は供給が復旧するまで電気を使用できなくなりますが、蓄電池に電気を蓄えているスマートハウスでは、その状況でも電気が使えます。
日中であれば、太陽光発電システムを稼働させ、蓄電池に頼らず電気を使用することも可能です。
また、HEMSのエネルギー管理システムは、災害時のエネルギー節約にも役立ちます。
電気自動車とも連携できる
スマートハウスのHEMSが連携できるのは、家庭内で使用する家電だけではありません。
HEMSには、電気をエネルギー源として走る電気自動車と連携できるメリットがあります。
スマートハウスでは家庭で電気を生産するため、電気自動車を自宅で充電しても電気代が高額になりにくいです。
電気自動車はガソリンを使用しないため、CO2の排出がほとんどなく、環境に配慮した自動車です。
スマートハウスを導入し、省エネ性能や電気自動車などの機器を活用することで、環境にも貢献できます。
居住者の快適さや利便性にくわえ、環境にも配慮した住宅であると言えます。
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まとめ
スマートハウスは、さまざまな設備を導入してエネルギーの流れを賢くコントロールする住宅です。
設備の導入に初期費用がかかるため、購入費用は一般的な住宅と比べると高くなります。
一方で、光熱費を抑えられ災害時の備えも実施できるなど、購入のメリットが多い住宅です。
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